亀山めぐり唄

踊 り 手 本

振り付け考案・深津俊子

踊り手・深津俊子/若松博子

 この欄に「踊り手本」の動画をアップしていましたが、容量オーバーのため、

次の行をクリックして頂き、YouTube動画にてご覧ください。

 

  亀山めぐり唄踊り手本 - YouTube 


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                 平成26年7月に決定版を製作しました。

   

     踊りのキーポイント  写真・文 濱崎 収

 

 イントロ  の出だし

 

ドドン が ドンの次に手拍子で

 チョチョン が チョン」と打ち、

 スタート

 

 

右足から踏み出し、両手を軽く握り、

両腕と水平に軽く振りながら

前進する

 

 

右足から踏み出し、

両手の上げ下げをしながら右回転。  

 

 

 

 

 

両手を下げた時の姿

 

 

3回目に両手を下げた時は両足を揃える。

 

一つになるとも言う

 

 

逆回転の出だしは


  左足から踏み出す

 

 

左回り両手の上げ下げ

3回終了時の姿。


( 進行方向へ向いて両足を揃えている )

 

 

 

 

 両手右方向へ回し上げるとき、 

まず両手を少しに持っていき、

反動を付けるような感じで

に回し上げる。 

踏み出しの足は右足

 

 

両手方向へ回し上げた時の姿。

 

 

両手方向へ回し上げた時の姿

 

  「決めポーズ

 右手をバックミラーの様に見立てて、

首と視線をそちらに、向ける。 


左足は右足に添え、

 カカトやや浮かしている。

 左の手のひらは下向き        

 

 

次に左足を斜め前に一歩踏み出し、

右足を添える


左右逆の「決めポーズ」となる

 

 

 

 

再度

 両手の回し上げを 行う。

 2回目の

決めポーズ

 

  右手で斜め前を指し、

「 こちらをご覧ください 」

 と言うガイドさんの気持ちで。

  

左足は右足に添え、

 カカトやや浮かしている。

 

 

次に左足を斜め前に一歩踏み出し、

右足を添える


左右逆の「決めポーズ」となる。

 

  2回目の決めポーズの後、

両手の人差しをまず上に向け、

手の甲を先頭に、人差し指がそれに

なびきながらついていく感じの動き。

両腕を振るのではなく

 

 踏み出しは右足

 視線は指先を

 

 

 

右回り

足は高く上げて歩きながら、

270度 廻る。

 

 

 

 中心に向き、  

このポーズから、 次に移る

 


右足から 中心に向かって歩き 、

両手を体の  左側で 

しなやかに

2回 回転させる。

 

  スキップをして

左足を高く上げ 

ひねる様にを向き、 

両手 右側

しなやかに

2回 回転させる。

 

 

 

最後左足を軸に

スキップをふみ、

右足を高く上げる

 

 

 

右足前にして止まる。

その時、両手山の形を作る。

 

 

 

 富士山の裾野を なぞるように

両手広げていきながら、

後ずさりをする

 

 

 後すざりで戻ったのち、 

心もち体を進行方向へ向けながら、


左下から始まる手拍子の姿勢に入る。

 

 

 

手拍子は

左側 [3つ]

右側 [3つ]

 

   足運びは、中心に向かって

両手を回して進んだ時と同じ

 

 

右側、3つ目の手を

叩いたとき、

左足を軸に、

右足を高く上げ、スキップ

 

   スキップ後の足は右足が前になる。

 同時に左側縦置き太鼓が有る

という想定で、人差し指を太鼓のバチ

の様にして、右手左手の順

「ト トン」と打つ。

 

  左側有ると想定した太鼓を叩いたのち、足を元の位置に戻し、右手で目の前にあると想定した平置きの太鼓を軽く

「 トン 」と打つ。

 

 

 次は右側に縦置きの太鼓が有ると想定し、左足を踏みだしながら、右手左手の順に「ト トン」と打つ。

 

 右側にあると想定した太鼓を叩いたのち、足を元の位置に戻し、右手で目の前にあると想定した平置きの太鼓を軽く

「トン」と打つ。

  


右足を前に踏み出すと同時に、

両手を広げながら上の方へ持っていき

胸元で合唱する。

胸元で合掌した時点で両足は揃え、

膝は軽く曲げる

( 1歩前進した形 )

 軽く曲げた膝を伸ばしながら

合掌した手はローソクののイメージで、ゆらめかせながら上に持ち上げていく。

 

 

イメージしたローソクの

最頂点になった時の姿。

 

 

 

 

両手右方向に、 右足から踏み出し、 2番の始まりとなる。

 

 曲の最後    

エンディングメロディーの最終小節に「ちょちょん が  ちょん

手拍子を打ち、終了する。

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          ビデオ「踊り手本」を撮り終えて         

                               濱﨑 収

 撮影の時は、うまく写せるかどうかにだけ、気を使っていましたが、できあがり画像をみて、あらためて日本舞踊の修業を積まれた方の身のこなしの美しさを、強く感じました。

 この、しなやかな動きを簡単にまねることは、むつかしいかも知れませんが、踊り手順を憶えたお方は、次は少しでもこの身のこなしをマスターしようという意識を持って練習なされば、この長い曲が苦にならず有酸素運動で、汗びっしょりになるのではないか、と思ったしだいです。

   そして、「歌の文句を聞きながら踊る」その余裕がでてくれば、作り笑顔ではなく本物の笑みがこぼれてくるのではないかと、期待しています。

(男性は、男性的な動きや、コミカルな動きも、いいのでは・・・・)

 さらに、さらに欲を言えば、♪「トトンがトン トトンがトン そ~れゆらゆら ゆ~ら ゆら 」この「はやし言葉」を踊り手も、見ている人も元気よく歌えば一体感が増して盛り上がること請け合いです。

 このフレーズは江州音頭の ♪「はー よいと よいやまか どっこいさのせー」や河内音頭の ♪「 えんやこらせー どっこいせー」あるいは東京音頭の ♪「やーとなーそれ よい よい よい やーとなあ それ よい よい よい」に当たるところで、この部分だけ知っておられる方も、多くみえると思います。♪「トトンがトン トトンがトン そ~れ ゆらゆら ゆ~らゆら」ここも、強く印象に残したいところ「亀山めぐり唄」を象徴するの部分でもあります。

  

 私、亀高を卒業後、1年間余り大阪の繊維問屋・近江屋(のちの「オーミヤ(株)」)にお世話になっていましたが、夏に大阪の中之島公園で行なわれた盆踊り大会で、江州音頭が始まると滋賀県出身の皆さんは、待ってましたとばかり「はー よいと よいやまか どっこいさのせー」と江州人の心意気と結束を、誇りを持って示すかのように、大きな声で、他の盆踊り曲を圧倒するものがあったのを、今も忘れることができません。 

 「亀山納涼会」で大きな輪ができ、「トトンがトン」の元気な掛け声が聞こえてくる日を、夢見ております

 深津先生・若松博子さん、ありがとうございました。

 今後ともご指導のほど、よろしく、お願い致します。